今後のキャリアや人生のヒントに!おすすめの本「世界基準のホスピタリティ|今泉麻衣子」
読むと、ワンランク成長してもっと豊かになれる。
力強く優しい現役プライベートジェットCA、今泉さんの経験や学びが綴られた本、「世界基準のホスピタリティ」の感想をお伝えしたいと思います。
このようなな方におすすめ
- ・ホスピタリティマインドを学び、自分磨きをしたい方
- ・今の仕事を、さらに上のレベルでできるようになりたい方
- ・これからのキャリアに悩んでいる方
「ホスピタリティ」とは?
本の著者である今泉さんは、「ホスピタリティ」のことを次のようにご説明されています。
「やらなければいけないこと」ではなく、「やらなくてもいいが、相手が『すごくありがたいなー』と思ったり、安らかな気持ちになったりすること」18年間、世界のVIP達から選ばれ続ける現役プライベートジェットCAに聞く「世界基準のホスピタリティ」(YouTube | Daikiさん。 「自分磨き」と「自己啓発」)
「世界基準のホスピタリティ」とはどんな本?
幼い頃から、産婦人科で仕事をする祖父母やご両親、「人に接する仕事」をするご家族や親戚に囲まれて育ち、自然と「人と深く接して相手に心を尽くす」ホスピタリティのマインドが身についていた今泉さん。
5年9ヶ月にも及ぶANAでのフライト業務やプライベートジェット専任CAの経験、出産、離婚、病気、新たな起業やプロジェクトの始動など、今泉さんご本人の経験が、短編小説のように時系列で書かれています。
また、各ストーリーの後に、今泉さんご自身の経験からの学びや教えが箇条書きで書かれています。
心に響く文章をメモしながら本を読ませていただきましたが、読み終わった後にはノートにたくさんのメモが残り、とても勉強になりました。
自分の得意なことを活かして誰かの役に立てることが、幸せな気持ちを作る。【引用:今泉麻衣子(2022) . 「世界基準のホスピタリティ」,P41】
飛行機を降りた後に「いいフライトだったな」と、お客様の心にほのかな余韻を残せるような仕事をしていきたいといつも願っています。【引用:今泉麻衣子(2022) . 「世界基準のホスピタリティ」,P101】
実際にお会いする前から相手のことを想像し、何ができるかを考える。成功体験をイメージしてから実際にお目にかかると、本当にうまくいく【引用:今泉麻衣子(2022) . 「世界基準のホスピタリティ」,P111】
人生を豊かにしてくれる、ホスピタリティのマインド
今泉さんはホスピタリティについて『目の前の人、ことに集中し心からの優しさを向ける』だけ。と述べられています。
ホスピタリティは、CAなどの接客のお仕事だけでなく、どんな時にも発揮できうるものだと感じました。
私は、フリーランスとしてグラフィックデザイナーの仕事をしています。
チラシや広報誌、ホームページなどを作成するグラフィックデザイナーのお仕事も、結局は「人とのつながり」です。
広報誌のデザインを依頼してくださった町の職員さんが
「町のサービスのことがよりわかりやすく町民に伝わってよかった」
「町民の方が前向きな気持ちや明るい気持ちになれそうだな」
と思ってもらえるデザインをイメージして作ったり、
広報誌を見る町民の方に
「町で、こんなイベントやサポートがあるんだ!」
「町の様子を知ることができて、温かい気持ちになる」
「町の魅力や思い出が紙面に残って嬉しい」
そんなふうに思ってもらえるような広報誌をイメージしたり。
そんなふうに、「どうしたら喜んでいただけるか」という視点を常に持ち続けて、お仕事をしていきたいと、改めて思いました。
あなたのお仕事では、どんな風にホスピタリティを発揮できそうですか?
答えは一つではなく、「今の状況の中で何ができるのか、どんなことが求められるのかを常に考え続けて行動すること」だと、当書を通して、感じました。
また、「ホスピタリティ」はお仕事だけでなく、日常生活においても発揮することができます。
「玄関の靴を並べたら、スッキリ整うし、履きやすいだろうな」
「ここに花を飾ったら、明るい気持ちになれるかもしれない」
「店員さんに明るい声でお礼を伝えよう」
そんな、小さなことでも、立派なホスピタリティ。
一日の中で、ホスピタリティをたくさん発揮して、豊かな気持ちで毎日を過ごしていきたいと思いました。
まとめ〜どんな方にとっても参考になる本「世界基準のホスピタリティ」
一番豊かなことは、「心を繋げて、与え合うこと。」【引用:今泉麻衣子(2022) . 「世界基準のホスピタリティ」,P53】
この本を読んで、人生がもっと豊かになる「ホスピタリティ」のマインドを学ばせていただきました。
また、CAという、心身共にレベルの高いお仕事を積み上げてこられただけでなく、出産・子育てや病気なども経験してこられた今泉さんが書かれた文章だからこそ、これからのキャリアに悩む方のヒントになる気づきもたくさんあると思います。
どのような方にも、おすすめしたい一冊です。