約10年間、メンタルの浮き沈みと向き合って、「大切だと思ったこと3選」
社会人になった頃から、メンタルの浮き沈みが大きく、たくさん苦労してきた20代。
数年前には、「双極性障害」と診断されたこともありました。
そんな私ですが、30代になった今、以前と比べると穏やかな気持ちでいられる時間が増えてきました。
そこで今日は、約10年間、メンタルの浮き沈みと向き合ってきて、「大切だと思ったこと3選」をご紹介したいと思います。
少しでも、悩まれている方の参考になることができましたら幸いです。
①ドーパミンに振り回されない
これ、ものすごっっっっく大事だと思います。
「ドーパミン」とは何かご存知ではない方は、下記引用をご覧ください。
有名な精神科医、樺沢紫苑さんの本やYouTubeでとてもわかりやすく解説されており、参考になります。
「ドーパミン」的幸福
「やる気」による幸福感です。ドーパミンは、「幸福物質」としてよく紹介されています。目標を達成したときに分泌される「成功」の物質です。プロジェクトに成功したり、スポーツで優勝したり、大金を手に入れたり、昇進、昇給したり。「やった!最高だ!」という、達成感や高揚感に関連しています。
【引用:樺沢紫苑(2020) . 「精神科医が教える『ストレスフリー超大全』-人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト」,P331】
一番辛かった時期、私はWeb制作会社に勤務していました。
Web制作のお仕事をさせていただいていましたが、デザインもコーディングも初めてで独学。
与えていただいた業務をこなすために、仕事中は8時間頭をフル回転、仕事後もカフェで勉強…と、なかなかストイックな生活を送っていました。
やり方がわからなかったコードが書けた時や、期待に応えられるデザインが完成した時のの達成感、会社の方に認めていただけた時の肯定感は、まさに「ドーパミン」的幸福だったのではないかな?と、実感しています。
しかし、この生活が続くうちに、心と頭は知らず知らずのうちにガチガチになっていました…
ところで、人間の幸せには、大きく3つの種類、「セロトニン」、「オキシトシン」、「ドーパミン」があるそうです。
「セロトニン」は、癒しの気分で、太陽を浴びた時、散歩などのリズム運動をした時などに分泌されるホルモンです。
「オキシトシン」とは「思いやりホルモン」と言われることもあり、人との繋がりを感じた時や、スキンシップを取った時などに分泌されるホルモンです。
私が特にメンタルの浮き沈みに悩んでいた頃は、「ドーパミン」的幸福に頼りすぎていて「セロトニン」や「オキシトシン」が圧倒的に不足していたように、思います。
そのことに気づいてから、一人暮らしで人との触れ合いもほとんどなかった私ですが、少しずつ家族や友達に会う時間を増やし、頑張りすぎないでリラックスする時間を大切にするようになりました。
その積み重ねで、ライフスタイルも変わり、次第にメンタルの浮き沈みが改善されていったように思います。
②鉄分不足対策
「栄養が足りていなかったら身体が動かないのと一緒で、心にも元気が出ないんだよ」と、お医者さんに言われたことがありました。
私がメンタルの浮き沈みに最も悩んでいた頃、知人の勧めで栄養状態を知るための血液検査を受けたのです。
その時、「鉄分」の不足に関する判定結果はA、B、CのうちのC以下で重症レベルとのことでした。
それから、鉄の中でも吸収が良いと言われている「ヘム鉄」のサプリを飲み始め、今も飲み続けています。
いくら自分の考え方や環境を変えて、メンタルの浮き沈みを改善しようと努力しても、そもそも栄養不足が原因だったら、その努力は遠回りになってしまう…という可能性も大いにあると、私は思います。
どの栄養素が不足しているかは人それぞれだと思いますが、私のメンタルにとっては「貧血」は大敵みたいなので、これからも鉄分はしっかり摂取していきたいと思っています。
③自分のメンタルの状態を客観的に捉える
特に女性の方は、「PMS」という言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?
月経(生理)前に、心身に不調を感じることが多い場合、それは「PMS」が原因かもしれません。
私は特に、生理が近づいてくると、ネガティブな考えになったり、心配事が頭を離れなくなったりしてしまいがちです。
「PMS」という言葉を知らなかった時は、「私はなぜこんなに恵まれているはずなのに、ネガティブに考えてしまうんだろう…」と自分を責めてしまい、余計に落ち込んでしまうということがよくありました。
「PMS」について知ることができたおかげで、「今は生理前のホルモンバランスの影響で、ネガティブになってしまっているんだ。」「今はそういう時期だから、少しでも安静にしてゆっくりしよう」と、自分を許してリラックスできることが増えた気がします。
また、1日にしたことを1行でもいいので、日記につけておくというのもおすすめです。
調子の良くない時期に過去の日記を見返すと、「毎年この時期は調子を崩しがちだな」という傾向が見えてくる場合があります。
自分のメンタルの浮き沈みについて、傾向を知っておくだけでも、少し心の安心につながるな〜と思います。
まとめ
「①ドーパミンに振り回されない」「②鉄分不足対策」「③自分のメンタルの状態を客観的に捉える」が、私が約10年間メンタルの浮き沈みと向き合ってきて特に大切だと思ったことです。
少しでも、参考になりましたら嬉しく思います。